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スモーカー【名探偵コナン】

第17章 鯨


『おはよう!歩美ちゃん』

「昴さ〜ん!お久しぶりです!」

「ええ。お久しぶりですね、園子さん」

「おはよ〜!あれ?昴お兄さんも来るんだね?!」

「いえ、私にはこの家を守らなければいけない任務があるのでね」


窓から身を乗り出して、嬉しそうに沖矢さんに手を振る園子ちゃんと
運転席でダルそうにしている毛利さんの差が可笑しくて。


そして園子ちゃんに手を振り返したり、子供に優しく接する沖矢さんからは、あの赤井秀一とは微塵も感じられなくて改めて凄いと思ったり…


「みなみさん、昴さんおはようございます!」

「昴の兄ちゃん!またカレー食わせてくれよな!」

「おはようございます、ええ。いつでも」

続いて眠そうに欠伸をしながら哀ちゃん、光彦君と元太君も出てきて、子供達と普通に会話する沖矢さんはもう少し見ていたい物でもある


「おーい博士?早くしろよー」

その声と共にコナン君と蘭ちゃんも外へ。

「みなみさん、昴さんおはようございます!」

「おはよ!」

『おはよう蘭ちゃんコナン君!』

「おはようございます」

残すは阿笠博士だけになり
「すまんの〜」と言いながら大きな荷物を持って出てきて、全員が揃った。
あの大きな荷物はきっと発明品だろう…

ぼちぼち皆車の中に乗り込んでいく。

「みなみさん」

『はい』

「お気をつけて。そして、楽しんできて」

『はい!沖矢さんも頑張ってくださいね』

「ええ、勿論」

そう言われ、軽く唇を寄せられた
小さくチュッと音が鳴り、離れる。

「ほら、皆さん待っていますよ」

車に乗ってるほぼ全員が今のを見ていたみたいで凄く恥ずかしい…

歩美ちゃんと園子ちゃんは少し驚きながら喜んでるし、蘭ちゃんとコナン君と光彦君は頬が赤くなってる…

何とも恥ずかしい気持ちで毛利さんの車に乗る

「それでは、宜しくお願いしますね」

「ん。あ、ああ…」

毛利さんに一言話した後に、再度視線が戻り

「それではみなみさん、楽しんで」

「はい〜!!」

「ちょっと…!園子には言ってないでしょ…!」

「いえ、皆さん楽しんできてくださいね」

『はい!行ってきます』


こうして、無事に出発する事が出来た!
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