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スモーカー【名探偵コナン】

第8章 小さな探偵さん達


寝る準備をして、部屋に戻り赤井さんに渡された保険証を見ると
当たり前だけどしっかり米花町と書いてあって嬉しい。


零にはいつ話そう。
零からはちょくちょくメッセージが届いて、返せる時に返したり。

明日、ポアロに行ってみようかな。
赤井さんには言い難いのもあるけど...

別に付き合っている訳では無いんだし、二人に何があったのかも私には分からない。

少し申し訳なさはあるけど、その二人のデリケートな問題にまで気を配るのも返って逆にどうかと...

そんなちょっとした反抗心に近い様な感情を抱きながら眠りについた。



翌朝、今日もアラームの音により目覚めた。

事前に送っておいた零へのメッセージは返信が来ていて
今日も出勤しているとの事。

洗面所に行けば変装中の赤井さんと顔を合わす

『おはようございます!』

「おはよう、今日も早起きだな」

8時でもこうして褒めてくれて頭を撫でられると素直に嬉しい
何だか少し子供に戻ったみたいな感覚もして。


隣で顔を洗って歯を磨いていると赤井さんもすっかり沖矢昴に変わっていた

「朝食を作ってあります、一緒に食べましょう」

『はい!ありがとうございます』

毎朝朝食を用意してもらうのは申し訳ない...
私ももう少し早く起きて代わりに作らないとだな...


「みなみさん、今日は少々用がある為此処を開けるのですが...」

『了解しました!頑張ってくださいね』

「ですので留守番を頼みたいのですが、宜しいですか?」

『は、はい...』


こんな時に思う事じゃないけれど...これはまたと無いチャンスと言うか...

『何時頃に帰られますか?』

「そうですね...日が暮れる頃には恐らく」

『分かりました、待ってますね!』

「ええ。成る可く早く」

『そういえば...今日はずっと沖矢さんなんですね?』

「ええ、これからもその方がいざと言う時にみなみさんからしても適応し易いかと」

『なるほど...朝は沖矢さんで夜は赤井さんって...何だか贅沢ですね〜!』

「全く。何を言っているんだ」

『すみません...』

また変声機で遊んだ...

けど両方楽しめるというか...普通に嬉しい
勿論内緒だけど
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