第8章 小さな探偵さん達
カレーに目がない元太君とご機嫌な歩美ちゃん、光彦君の三人が沖矢さんと共に中へ。
量が多い理由が分かったし、よくこうやって招いているのかな?
あの赤井さんと子供達って想像するとちょっと面白いかも...
沖矢さんが戻ってくるまで、私とコナン君と哀ちゃんの三人になる。
哀ちゃんはまた隠れてしまって、隠れた哀ちゃんとコナン君は何やらこっそりと話している様。
「大丈夫か?灰原」
「ええ、彼女からは何も感じないし本当に普通の女性って感じね」
「普通って...まあ、そうだな」
「それにあの二人、付き合ってるみたいよ。まあ、本当かは知らないけど」
「そんな事よりオメー、いつまで隠れてるんだよ」
「うるさいわね、探索してるだけよ」
「みなみさんこんにちは!」
「あ、ちょっと江戸川君!」
哀ちゃんとの会話が終わったのか、漸く来てくれるコナン君
と、門の陰から姿を現す哀ちゃん
『コナン君こんにちは!久しぶりだね!』
えっと...この場合は...
門の陰から次はコナン君の後ろに隠れてこちらを見る哀ちゃん
『こんにちは』
哀ちゃんの方を見て挨拶をしてみる...
「こ、こんにちは...」
可愛い...
『よろしくね!』
「ええ、よろしく。灰原哀よ、もう知っているかもしれないけど」
『えっ...あぁ...よろしくね』
流石にこの二人は情報共有してるよね...
けど、それで良かった気がする。少しでも普段の哀ちゃんに戻っているみたいだし
「おや、これは珍しい組み合わせだ。君達も一緒にどうだい?」
「私はパス」
「ああ...ボクも!じゃあまたね、みなみさんと昴さん!」
「それじゃあ、みなみさん。また」
『あ、うん...またね!』
名前を呼んで貰えて凄く嬉しい...
「それではみなみさんも、中へ戻りましょうか」
その後は作り話の馴初めを話したり、皆の学校での話やコナン君達の話等をしたらあっという間に時間が過ぎた。
三人が帰った後に初めて阿笠博士にも挨拶することが出来て。
今日も充実した一日を過ごす事が出来た。