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スモーカー【名探偵コナン】

第7章 シルバーブレット


少し休憩してから軽く準備を済ますと、家の前に車を持ってくるという事で待つ。

二分ぐらいすればエンジンの音が聞こえて来た為外へ。


『おじゃまします...』

「どうぞ。それでは行きましょうか」


外に出れば赤井さんは沖矢昴モードに。
毎回準備して、身分も偽っているのは相当大変な事だろう。



少ししてホテルに到着すると

「みなみさん、これを使ってください」

そう言われて後部座席からはキャリーバッグが。
どうやら用意してくれていたみたい

『ありがとうございます!』


キャリーバッグを持って部屋へ向かう。


カードキーを挿して中へ入ると見慣れたような、どこか安心出来るような。



『この部屋ともお別れって思うと何だか少し寂しいです』

「それだけ気に入って頂けたのは何よりです」

『はい、短い間だったけど色んな思い出があるというか...』

「ええ、“色々”と。」

『改めて、ありがとうございます』


ここに来てからの事を思い出しながら纏める荷物は少なくて。

あっという間にキャリーバッグに全ての物が収まった。


部屋を見渡して、沖矢さんに腰を抱かれながらホテルを後にした。



車に戻ると時刻はまだ11時前。

窓の外には家族連れの人や子供達が多い。


「休日の街は賑わっていますね」


『あ、今日休日だったんですね!通りで多い訳ですね』


「ええ。みなみさんもこっちの生活に少しは慣れましたか?」


『完全にでは無いですが...好きな世界なので吸収し易いというか...それに』


「それに?」


『沖矢さんやコナン君、安室さ... 皆に助けられてここまで来れたので、本当に感謝です』


間違えて零の名前まで出しかけて誤魔化したけど...この人に誤魔化しなんてものは効く訳がなく...


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