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スモーカー【名探偵コナン】

第7章 シルバーブレット


そのまま彼の汗と共に腰に白濁が放たれた。

膝からゆっくりと崩れ落ちると、赤井さんにまた拭われる。


そのまま後ろから抱き締められて、少し息を切らせながら首に顔を埋められて。


『はぁ...はぁ...赤井さん...凄すぎます...』

「何がだ」

『あ、いや...その、色々...』

「そういうみなみもだがな」

『えっ?何がですか?』

「何でもない」

『えー、知りたいですー』

「ほら、立て」



赤井さんから抱き着いてきたくせに...

ちょっと待ってろとソファに座らされる。


時間なんて忘れてたせいで今時計を見たらもう23時で...


この後はホテルに戻るとして
なんて言うか、少し寂しいというか...


行為の前も行為中の事も鮮明に脳裏に焼き付いているけれど...
呼吸も整ってきて、さっきの興奮も覚めて冷静に物事を考えられるようになった。


こんなに濃密な時間を過ごして、向こうに一人になって...大丈夫かな。



冷静に考えられてるとも思っていたし、もっと赤井さんと居たいとも思っているけれど


いたけれど...


この上手く表せない感情は何なんだろう...

客観的に見れば幸せな筈なのに

それとも純粋にセックス後にやってくる例のあの時間なだけかな。

分からなかった。






全く。

沖矢の時点で既にそうだったが、沖矢では無く
本当の姿であいつに触れて、降谷君の跡を消し去ってやりたかった。


あいつのまるで吸い込まれるかの様な瞳も、白くて絹のような肌も、豊満な体も相性も...


“別の世界から来た”なんてふざけた奴にここまで俺が惑わされるとはな。
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