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孤独なキセキ

第18章 幕開け






広場が見えて来たと同時にキセキ特有のカラフルな頭が見えてきた。




玲「すっげ。
目印としては最強の集まりやわ」

火「わかりやすいな」

玲「まあ、うちらも変わらんけどな」
・・・赤、オレンジ、水色…。
うん。凄いな。


ボソボソとそんな会話をしながら私たちはその集まりへと近づいた。



その場にいたのは
涼太、紫原、緑間、赤司。
まだ、青峰はまだのようだ。
さつきちゃんに会えると思っていたが、青峰が中々動かないんだろうなと予想をつけた。



黒「久振りです。赤司君。」

赤「ああ。テツヤも玲も」

玲「よく覚えてたね。」


赤「当たり前だ。
見つけたらスカウトしようと探していたからな。」

玲「それは光栄だね」

赤「今からでも大丈夫だ。
僕の所に来い」

玲「断る。私は誠凛の咲良玲だから。」





私と赤司君との間の温度が一瞬で氷点下となった。





赤「僕に逆らう気か?」



その問いに対して私は微笑み返した。


もちろん意味は肯定だ。




すると、赤司君の少し顎を引いた瞬間に私の体に異変を感じた。
バランスが崩されたのだ。



玲「っ!危なっ!」
・・・ぎ、ギリギリ倒れずに済ませれた…


赤「フッ
流石だ。君の実力は高く評価しているよ。だが、僕に逆らうことは 「おい」…」


火「さっきら何ごちゃごちゃ言ってんだ。」






さっきまではまるで気がついて無いかのように無視をしていた大我へと赤司君が視線を向けた。
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