第17章 青vs黄
青「ああ。
その前に、さつき!お前もう帰れ」
桃「え!私も玲ちゃんと話したいよ!!」
・・2人が勝負し出したら見ておきたいし。
そう言ってさつきも簡単には引き下がらない。
さっきに聞かれたら困るようなことなのかと考えてる間に2人が話し合ったみたいだ。
そして、さつきはこの後にも用事があるようなので先にそれを片付けるからその間に青峰が私と話す という形に収まった。
公園から出て行くさつきを見送ってから取り敢えず私と青峰はバスケコートの側にあるベンチに座った。
玲「で、話って?何か相談?」
・・・青峰が何か悩んでるとかあんまり想像できへんねんけどw
青「ああ。
お前、黄瀬から告られたんだろ?」
私はその単語の意味が理解出来ずに一瞬フリーズした。
こんな短期間に何度も聞くとは全く思ってなかったというのもある。
玲「………まあ。された」
・・・何で知ってんねん
青「何て返事したんだよ」
玲「いや、あんたに教えんでいいやろ」
青「知ってっけどな」
・・告った本人から聞いてんだし
玲「なんやねん!それ!
はぁ…涼太のやついつ言ってん…。
てか、それを確かめにうちのとこまで来たん?暇やねんな」
青「あ"?ちょっと気になっただけだ。
目的はお前と勝負するためだしな。」
・・あれは試合に勝ってっけど勝負は負けてるのと一緒だ。あんだけ追い上げられたらな…。
玲「やっぱかよ!
でも今は無理な。監督に止められてるから。」
青「は?んじゃ俺何しにきたんだよ!」
・・ふざけんなよ!
玲「勝手に切れんなよ;
そっちが押しかけてきたんやろw」
私はそんな事を言い出す青峰を呆れた目で見た。
すると丁度いいタイミングでさつきが何やら袋を抱えて戻ってきた。