第17章 青vs黄
青「おい、先に行くなよ」
と、怠そうにこちらに向かってくるがまだ私には気づいて無いみたいだ。
このうちにコッソリ帰ってしまおうと思いソロソロと動いていた。
だが…
桃「ちょっとー!私は青峰君が行くって言うから着いて来たのに!
しかも、玲ちゃんも捕まえといたんだよ!」
と、さつきが私のことをがっつり言ってしまった。
しかも!私とゆっくり話してたのは作戦だったようだ…;
嵌められた感が半端ない。
そう言われた青峰は視線をさつきから私に移した途端に目が好戦的な光を灯した。
青「やっぱここに居たか。
さつき、ナイスだ」
・・お前とやるためにここに来たんだからな。
玲「…え、なに?うち探されてんの??めっちゃ人気者やん」
・・・うわぁ あの目…絶対勝負吹っかけられるな。
苦笑いに“帰らせてくれ”という思いを込めながらそう言ったが青峰がそんな事を気にするわけも無かった。
青「まあな。ちょっと気になる事も聞いたからな。」
・・黄瀬のやつがあんなこと言うからだぜ
玲「?よくわからんけど何か聞きたいことあって来たん?」
・・・お、勝負せんでいいっぽい?リコ先輩に無闇に勝負して手の内を見せないこと!って言われてるからしたらあかんねんけどな。断るのは骨折れそうやから良かったw
私は首を傾げながら尋ねた。