• テキストサイズ

孤独なキセキ

第16章 地獄の合宿




私はダンダンとドリブルし、横にゆっくりと身体を振らした。




1人、また1人と私の幻影が生まれていく。そうして私は計5人になった。




玲「行くよ?」
・・・ここからが本番。



私は先程とは比べものにならない程にドリブルのスピードを跳ね上げた!




火「っ!」




そうすると、私の周りに白い水蒸気が立ち込めていった。




私の体は薄い靄に包まれた状態になった。


そして、私は窓を背に背筋を伸ばした。




すると、



リ「っ!!これって…」
・・玲ちゃんボールも増やす事に成功したのね!!!凄過ぎよ!!これで本当にどれが幻影か見極めるのが困難になった。





私はその状態でもう一度横にステップを踏んでから一気に大我を攻めた。
そして、大我の目の前まで来た時にフェイントを入れた瞬間…






私の幻影は10人になった。








そして、私は大我を抜き去りレイアップでシュートを決めた。


玲「ふぅ…。こんな感じです。どうでしたか?」
・・・今までで1番上手くいった。最後のフェイントは思いつきで足してみたけど、10人まで一時的に増やせるとは思わなかった。







私は息を整えながら皆を振り返った。
すると口をポカンと開けたまま立って並んでいた。
/ 329ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp