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孤独なキセキ

第16章 地獄の合宿





殆ど休憩なしでやり続け、
そろそろ11時を回ろうとしていた。





玲「あ"あ"ぁぁ〜…」
・・・ああっ!もう!!あと少しで出来そうやのに!!そこまで来てんのに!!



私は何が足らないのか悶々と考え続けていた。




スピードは前より上げれてる…

緩急もついてる…

ステップも細かく踏めるようになってる…





でも、ボールだけが上手くいかない。






玲「どうしたら…」
・・・まだ速さが足りない?なら、何をすればいい…


そう悩み混んでいたら …



高「ハァハァハァ…、ちょ、休憩していい!?そろそろ死にそう」
・・玲ちゃん、既に2人までならボールを同時に持ててるってのにまだやるんだな。…キセキの奴らはどんだけ負けず嫌いなんだよw
ま、俺もそこは負けねぇけどなー



玲「ん、わかった。
というか、そろそろ高尾 寝に行き?明日ホンマにバテるで。
寝かさへんとか冗談やからさ」
・・・流石にこれ以上は悪いわ



私はその場に座り込む高尾に持っていたドリンクを手渡してそう声をかけた。



高「いや、最後までやるって!
それに、今戻っても俺 汗でビッチャビチャだしなw
流石にこれは気持ち悪いから朝まで付き合うぜ?
風呂は朝に入るしw」



高尾は自分のTシャツで汗を拭いながら「気にすんな」と言わんばかりにヘラヘラとしていた。



たが、高尾だって秀徳のレギュラーだ。身体を壊してしまいそうなほどの練習に付き合わせるわけにはいかない。



それに汗の事を気にしてるなら私にはいい案があった。



玲「汗流せればいいねんな?んじゃ場所移動しよう!」


高「は?ちょっ何だよいきなり!」
・・もうこんな時間じゃ浴場閉まってるってっての!




私は頭の上にハテナマークを浮かべる高尾の腕を引いて宿舎へと向かった。











そして着いた先は…



玲「ん、到着。
ほら、そんなとこで突っ立ってんと中入って入って!」
・・・こういう時便利やなw


高「は?!お前、ここって」
・・おいおいおい!!これはダメだろ!?玲ちゃん!!











そう、私が連れて来たのは自分の部屋だ。
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