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未来から来た謎の少女?

第1章 ここはどこ?


薫 「でもこの子、見た限りこの時代の人ではなさそうよ?」
剣心 「んー、たしかにそうでござるなぁ」
弥彦 「服も俺らとちげーし、時代劇とか設定とか意味わからねぇことも言ってたしな」
薫 「ねぇ貴方、一体どの時代から来たの?」

 「どの時代から…えーと…令和っていう時代から来ました。ざっと計算して156年後かな」

薫 「156年後!?!?」

「ざっと計算してだからもしかしたら間違ってるかもしれないけど!」

弥彦 「ざっとでもそんなすぐ答えなんて出るものなのか?」
剣心 「もしかしたら、頭の回転力が早いのかもしれぬでござる。」
薫 「じ、じゃあ貴方は未来の人ってこと…?」

「そういうことになりますね…でも私、明治時代に何が起きたのか大半わからなくて…別の時代のテストだったら高得点取れるのに」

弥彦「文学得意なのか?」

「得意なのかな…よくわからないけど、日本の歴史とかいろいろ勉強することは今の日本だと義務つけられてるの。だから、嫌でも必要ないことまで勉強しなくちゃいけないの。この時代みたいに子供も働くとかないから」

弥彦「うげ〜、俺だったらぜってー放り投げってる」 
薫「へぇ〜、今より賢くなってるのね」
剣心 「驚きでござるな」

「ええ。賢くなりすぎてて困ってるぐらい…」

困った…早くこの話を切り上げて元に戻る方法を探さないと…適当な理由つけてどこかに逃げた方がいい

「も、申し訳ないけどそろそろ私はおいたまさせていただくわ」

薫「え、で、でも156年後に来たんでしょ?帰り方も分からないのにどこ行くのよ」

「うっ、そ、それでもおいたまさせていただきます!あなた達もこんな所で油を売りたくもないでしょ。それじゃ!!」

薫「あっ待って!!弥彦、あの子を捕まえてきて!」
弥彦「そ、そうしてぇけど、アイツすげー早くてどこに行ったのかさっぱり…」
薫「え!?」
剣心「おろろ、拙者もあの速さには追いつけぬでござるよ」


「はぁ…はぁ…」

こんなに本気でダッシュしたの久しぶりだな…少し体力不足かな

「ふぅ………さて…」
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