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未来から来た謎の少女?

第1章 ここはどこ?


「ぇと…あぁ、ニーハイのことかな?今どきニーハイを知らない人なんて初めて、、街中でよく見かけると思うんだけど」

ってしまった!余計な事喋ってしまった…時代劇の撮影中なはずなのに

弥彦「ニーハイ?ニーハイっていうやつを履いてる人なんか見たことねぇけど。剣心達も見たことねぇよな?」
薫「え、えぇ。誰一人としていないけど…」
剣心「そもそも、そんな格好してる人すら見たことはないでござるよ」

「え?ちょ、ちょっと待ってください。え、もしかしてこれ全部アドリブ?だからニーハイを知らないって言ってるのかしら」

弥彦「ブツブツ独り言言ってやがるけど、コイツ一体何者だ?」
薫「んー、あんな派手な色の物なんてこの時代にあったかしら?」
剣心「持っているものも珍しいものばかりでござるな」
弥彦「大体、”明治”にこんな格好してるなんぞ誰一人いないっつーのにな」

明治?あ、あー、そうかここは明治時代っていう設定なんだ…お話の…そっかそっかその時代ってまだ制服自体無かった貧しい時代だったもんね

「あー、そっかそっか、明治時代には私が着てる服自体無いですよね。スマホもインターネットもテレビも…そういう設定ですもんね!なんせ時代劇なんだから!あははは」

剣心「お主、さっきから何を言ってるでござるか…?スマ…ホ?」
「え?」
薫「インターネット?テレビ?なんなの?それ…」
「え、え??」
弥彦「設定も何も、明治にはそんな変な単語もないぞ」

「だ、だってこれって時代劇の撮影中ですよね?だから明治時代の設定に合わせてアドリブをしてるんですよね?俳優の方と女優の方と子役の子と…わ、わざわざただの一般人にアドリブなんて入れなくていんですよ!?すぐカットしてくださ…い?」

あれ、薄々気づいてたけど…スタッフの人も、監督もカメラマンも誰もいない…私とこの3人だけ

「どうなってんの、これ」

弥彦「このねーちゃん頭おかしいんじゃねえの」
剣心「弥彦、初対面に向かってそれは失礼でござるよ」
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