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【短編集】海を見に行こう

第9章 モブリット生誕記念『今日の主役』


夕食と風呂を終えて読んだ本を参考にメニューを考えていると、ノックの音がして我に返った。随分夢中になっていた。
こんな夜更けに誰だろう。

「夜分にごめんねジェス」
「ペトラさん、リヴァイ班の皆さん……リヴァイ兵長?!」

オルオさんやエルドさん、グンタさんの背に隠れて見えなかった兵士長に慌てて敬礼をする。

トロスト区防衛戦で、ミカサやコニー、アルミンたちと共にエレン巨人を守りながら補給所へ向かった兵士として、私の事情聴取を担当したのはリヴァイ班の皆さんだった。

兵長と顔を合わせたのは初めてだったけど、そのほかの面々は顔を知っていた。

「お前の聴取をもう一度しろとエルヴィンから命令された。次の壁外調査に向けて、あの時のエレンの状況をより詳しく知りたい」

「はっ!どうぞお入りください!」

扉を押えて皆さんを部屋に入れる。
掃除をしたあとで良かった……。

ふと、リヴァイ兵長が机の下を手でなぞった。
何かと思って見ていると舌打ちをされた。

「もっとマシな掃除をするんだな」
「は、はい……」

ミカサに似た眼光に思わず身震いするのだった。
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