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【短編集】海を見に行こう

第9章 モブリット生誕記念『今日の主役』


みんなには様々な意見を出してもらったから、採用できそうなものは活かしてみて、後はもう少し自分で詰めてみようと考える。

みんなには完成したパーティーの料理でお礼をすると約束して、街の図書館へ向かった。


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調査兵団本部があるウォールローゼ南区から馬で南下して遠くない場所に、その街はある。

兵士が休日に英気を養ったり買い出しをしたりするのに目をつけた商人の店が立ち並ぶようになり、いつしかその家族や、新たな商人たちが移り住んだその場所は、兵士だけでなく沢山の人々で常に賑わいお祭り状態の元気な街だった。

土地が狭いせいで物価は高いが、ウォールローゼ内で一番品数が多い街と言っても差し支えないだろう。

当然、街の図書館の蔵書数も他の街の比じゃない。
読書は苦手だが、兵団の図書館より読みやすく、料理に特化した本もあるはず。

厩に愛馬を繋いで図書館の門を潜ると、地面から天井までびっしり本を抱えた本棚が、所狭しと並べられて私を出迎えた。
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