• テキストサイズ

【短編集】海を見に行こう

第5章 ■香水



今度は趣向を変えて、触れるだけのキスを角度を変えて繰り返す。彼女が1回1回体を律儀に震わせると、彼女の胸も合わせて揺れていた。
次第にキスする場所を下にずらし、首筋、鎖骨、胸の下回り、乳輪、最後に胸の先端を責め立てる。
飴を含むように口の中で転がしたり、ねっとりと舐め上げたり、吸い付いたりと様々な刺激を仕掛ける。口で愛撫できないもう片方の乳房は口の動きとは違った触れ方で動かす。
女性経験は決して多くない方だが、あからさまに初めてだと思われる彼女が、まるで長年の恋人のように敏感に感じている様が不思議に思える。

「初めて、なんだよな?」
一応確認してみる。
「は、はぃ」
間の抜けた声が返ってくる。
まだ胸しか触っていないのに目をとろんとさせて涙を流す彼女。そんな表情に先程の夢で見たジェスの乱れきった姿が重なってしまい、少し虐めてみようと思い至る。
胸を弄る右手は止めずに体を倒し、左手を彼女の耳元に置き、顔を近づけてそこに囁く。

「そうか?初めてにしては敏感に感じすぎじゃないか。まるで感じるようにしてくれた相手がいるみたいな身体なんだが」
そんな相手いたら許さないが。
「ち、ちが!あ、ん…初め、て…っん…初めてです…!」
「本当か?」
「ほ、ほんとです、信じてください!」
「どうかな…」
「どうしたら信じてくれるんですか…?」
「そうだな…」

胸に触れていた手を一旦離し、上体を起こす。思いつくままに話していたから特に何も考えていなかった。
うーんと唸っていると、彼女がつい、つい、とシャツの裾を掴んできた。

「あ、あの…私もう、あ、喘がないので……それで信じてくれませんか?」
「なるほど」
つまり未経験で鈍感なら声も収まるはずだということか。ついさっきまでの様子を見た限りじゃそんなのすぐにダメになってしまいそうだが、彼女が言い出したので採用してみることにした。

「それじゃあこれから色々するけど…声出したら負けだからな?」
「はい…」
/ 158ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp