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【短編集】海を見に行こう

第9章 モブリット生誕記念『今日の主役』


状況の読めていなかったらしいモブリットさんも、私の音頭を聞いて理解したようで、見たことないくらいの嬉しそうな顔でジョッキを掲げていた。

その顔に、私も幸せに包まれる。本当に、この誕生日会を計画してよかった。


試作品で作ったハンバーグ、オードブル、デザートの他にも、参加者の援助金で後から小麦粉で揚げたポテトなどの様々な料理を追加した。
自分の資金だけでは心元なかったので、本当に助かった。

大皿に乗っていた料理が減っていき、酒瓶やジュースの入った水差しも目減りしていくと、みんな顔を紅潮させふらふらし出して、調子っぱずれの歌を歌い出す。

その筆頭がサシャにコニー、ジャン、兵長を除いたリヴァイ班の方々だったので、慌てて皆のグラスの匂いを嗅ぐと、どこで取り変わったのかみんなお酒を飲んで酔っ払ってしまったことがわかった。

リヴァイ班のみんなが飲むのはいいけど、まだ10代の3人には早いでしょと窘める。
それすらもおかしく見えるのかヘラヘラして効き目がなさそうだった。

いつもは自己主張をしないベルトルトがゲラゲラ笑いだしたのを見て、やっと私以外の104期生がへべれけになっていることに気づいた。ついでに、幹部たち以外の兵士の方々も。
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