第9章 モブリット生誕記念『今日の主役』
「「「「「モブリットさん!!お誕生日おめでとうございまーす!!」」」」」
天井に吊るされていたくす玉の紐をミカサが引き抜くと同時に紙吹雪と垂れ幕が騒がしく降りてくる。
出迎え組は私の声に合わせてクラッカーを鳴らし、他の面々は拍手でモブリットさんを歓迎した。
「え?こ、これは?ハンジさん?」
「片付けは嘘さ。書類作りをちゃんとしたのが私からのプレゼントだよ、モブリット」
「モブリットさん、どうぞ!」
サシャがまごつくモブリットさんに『今日の主役』と書かれた帯をつけさせると、背中をグイグイ押してご馳走の並ぶ席に座らせた。
みんなもモブリットさんに、思い思いのプレゼントとお祝いの言葉を送って席について行く。
両手にも側のテーブルの上にもプレゼントを山積みにされ、目を白黒させるモブリットさんにみんなが大笑いした。
私から送るプレゼントはみんなに気を利かされて最後に送ることになっていたので、全員席に着いたのを確認すると、音頭をとるためジョッキを持ち上げて立ち上がった。
「さあみなさん!待ちに待った当日がやって来ました。
長話をするつもりはありません。ただ、私の気持ちに賛同してこの場を手伝ってくれたみなさんに感謝させてください。本当にありがとうございました!
…そして、今日の主役モブリットさん!いつも助けてくださってありがとうございます。本当に心から尊敬しています。
生まれてきてくれてありがとうございます!
モブリットさんのこれからの幸せと、ここにいる皆さんの協力に。乾杯!」
乾杯!!そう言ってみんながジョッキを持ち上げた。