第8章 大丈夫
望月
「そんな事があったんですね…。」
新一
「今話した事は朔哉や蘭達にも言わないでくれ。朔哉が苦しむのはもう見たくないんだ…。」
望月
「分かりました。それとこのカードは処分しましょう。」
新一
「その必要はありませんよ。」
望月
「?」
新一
「僕が責任を持って必ず渡しますから。」
望月
「何か策があるのかい?」
新一
「それは秘密です。では僕はこの辺で失礼します。」
ー待ち合い室ー
蘭
「あっ!新一!」
新一
「待たせたな。」
園子
「それどこじゃないわよ!朔哉が!」
新一
「あぁ。分かってる。今から迎えに行くからまたな!」
蘭
「大丈夫…だよね?」
新一
「あぁ。じゃあな!」
そう言い残し病院を後にする新一。
園子
「行っちゃった…。」
望月
「彼等ならきっと大丈夫ですよ。」
蘭・園子
「望月先生!!」
望月
「もう陽が沈みますからお2人も早く帰った方がいいですね。」
園子
「そうだね。」
蘭
「帰ろっか!じゃあまた。」
望月
「気を付けて…。」
蘭・園子
「は~い!」
蘭と園子を見送り新一と朔哉の事が気になる望月。
望月
「彼等なら大丈夫…。」
(何故かは分かりませんがそんな気がします。)