第7章 担当医の名前
新一
「それから朔哉が聴診する時は席を外してくれないか?」
園子
「何でよ?」
望月
「人によっては上半身だけとはいえ脱ぐ人もいますし、異性に裸を見られるのは嫌でしょう?」
蘭
「確かに…。」
園子
「それはちょっと…。」
望月
「そうでしょう?だから聴診が終わるまでは外で待っていて貰えますか?終わったら看護師が呼びますので。」
朔哉
「……。」
(こいつ…いったい何を考えてやがる…?)
蘭・園子
「分かりました。」
望月
「ではちょっと新一君と朔哉君をお借りしますね。」
蘭
「じゃ朔哉後でね!」
朔哉
「お、おう。」
ー診察室ー
望月
「と言う訳なのですが…。」
新一
「これで第一難問は突破…ですね。」
朔哉
「……。」
(第一難問…?)
望月
「そうですね。では始めますか。」
朔哉
「?」
望月
「今日はあれからちゃんと食べましたか?」
朔哉
「…飴。」
望月
「?あめ玉ですか?」
朔哉
「新…ちゃんと…食べ…///」
(思い出したじゃねえか…!バカ医者!)
望月
「どうかしましたか?」
朔哉
「なっ!?何でもねぇよ…。」
望月
「では足はその後痛みはありますか?」
朔哉
「動かしにくいけど今のとこは特に痛くない。」
望月
「そうですか…。」
朔哉
「なぁ…?」
望月
「何でしょう?」
朔哉
「風呂ってやっぱ入れねぇの?」
望月
「入れますよ。でも慣れるまでは1人では入らないで下さいね?」
朔哉
「それって…」
新一
「危ねぇって事だろ。」
朔哉
「そっか。でも入れるならいいや。」
朔哉の顔色を伺いながら淡々と話を進めていく望月と新一。