第7章 担当医の名前
ー米花総合病院ー
望月
「待ってたよ。朔哉君!」
そう言って出迎えた医者。
朔哉
「……。」
(俺は待ってねぇよ…。)
園子
「誰?この人?」
蘭
「もしかしてこの人が朔哉の先生?」
新一
「あぁ。」
園子
「えっ!?でもなんか若そうだし…イケメンじゃない!?」
蘭
「もう!園子ったら。」
朔哉
「……。」
望月
「朔哉君のクラスメイトですか?」
朔哉
「…幼馴染みだ。」
蘭
「毛利蘭です。」
園子
「あたしは蘭の親友で幼馴染みの鈴木園子です!」
蘭
「先生の名前は何て言うんですか?」
望月
「申し遅れました。朔哉君の担当医の
望月 星哉(もちづき せいや)と申します。以後お見知りおきを。」
そう言ってペコリと一礼する。
朔哉
「……。」
(もちづき せいや…か。)
望月
「ところで朔哉君は何故不機嫌なんですか?」
新一
「あーちょっと色々あって…。」
望月
「?」
朔哉
「…で、用事って何だよ…?」
早くしろとばかりに目で訴えられている。