第6章 小さくなった名探偵
朔哉
「へへっ…。急いで準備するよ!そういや新ちゃんは?」
蘭
「新一ならさっき先生に呼ばれてたけど?」
朔哉
「ふ~ん?」
園子
「気になるの?」
朔哉
「ん~少しね。っと…準備出来たぜ?」
蘭
「それじゃ行きましょ。」
朔哉
「おう。」
いざ、蘭ちゃん達と音楽室へ向かおうとするとそれに気付いたのか何人か駆け寄って来てみんなで行く事にした。
車椅子は蘭ちゃんが押してくれてる。
女子生徒A
「ねぇ星咲君って工藤君とどういう関係なの?」
女子生徒B
「あっ!それ私も聞きたい!」
男子生徒A
「俺も!」
朔哉
「関係も何も新ちゃんとは蘭ちゃん達と同じで幼馴染みだよ。」
女子生徒B
「そうなんだ~。」
女子生徒A
「だから昨日毛利さんの事名前で呼んでたのね。」
朔哉
「え?名前で呼ぶの変かな?」
女子生徒A
「変じゃないけど事情を知らない人から見ればちょっとビックリするわよね。」
男子生徒A
「転校生が初日から名前で親しそうに呼べばな。」
園子
「まぁ別にいいじゃない。」
蘭
「知ってる人なのに慣れない呼び名はちょっとね…。」
朔哉
「俺も親しい人からは朔哉って呼び捨てだったりする。」
園子
「あっ!ついたよ!音楽室。」
朔哉
「………。」
(ここが音楽室…。)
音楽室に見とれていると後ろから声がした。
新一
「みんなして入口を塞ぐなよ。」
蘭
「新一!早かったね!」
朔哉
「えっ?新ちゃん?」
新一
「何だよ?」
朔哉
「先生に呼ばれたんじゃ…?」
新一
「それが終わったからここにいるんだろうが…。」
朔哉
「あ~。」
新一を見れば両手いっぱいのプリントを持っていた。