第6章 小さくなった名探偵
男子生徒A
「工藤と星咲にここまで言われちゃな…」
男子生徒B
「手助けするしかねぇよな?なぁ?みんな!」
男子生徒C
「しゃーねぇな…。いっちょやるか!?」
クラスメイト
「賛成!!」
朔哉
「!」
新一
「良かったな!」
朔哉
「うん!みんなありがとう!」
男子生徒B
「しっかし星咲って見かけによらずドジなんだな。」
蘭
「ドジじゃないよ?朔哉はたまにおっちょこちょいなだけよね?」
クラスメイト達
「あははははは」
朔哉
「フォローになってねぇよ蘭ちゃん…。」
担任
「よし。じゃあ出席取るぞ~!」
クラスメイト達
「は~い!」
ー休み時間ー
次の授業の準備をして俺は考え事をしていた。
あの『連絡帳』には一体何が書いてあったのだろう?
確かにあの『連絡帳』を渡してそれを見て先生は『なるほど…。』って言ったんだ。
そしてそれを知っていたかのように新ちゃんが俺をフォローしてくれた。
朔哉
「う~ん…。」
悩んでも答えは出ず諦めかけた時突然視界が暗くなった。
朔哉
「なっ!?」
蘭・園子
「だ~れだ?」
朔哉
「蘭ちゃんと園っち?」
蘭
「当たり~!」
園子
「なぁんだ。つまんないの。」
と声が聞こえ視界が明るくなり後ろを振り向くと蘭ちゃんと園っちがいた。
朔哉
「どうかしたの?」
と尋ねれば
蘭
「次の国語の授業が音楽と交代になったから一緒に音楽室行こ?」
朔哉
「え?そうなの?」
園子
「さては聞いてなかったな?」
朔哉
「あ…うん。ちょっと考え事してた。」
蘭
「だから国語の教科書が出てるのね?」
蘭ちゃんに指摘された通り机の上には筆記具と国語の教科書とノートが重ねておいてあった。