第6章 小さくなった名探偵
ー通学路ー
園子
「蘭、あれ工藤君達じゃない?」
蘭
「えっ?ホントだ!」
園子
「工藤君!」
新一
「よっ!」
朔哉
「おはよ~!」
蘭
「もう大丈夫なの?今日は休むと思ってたのに…ってどうしたのその足?」
朔哉
「へへっ。昨日階段から落ちて折れてるらしいんだ。」
園子
「えっ?骨折したの?」
朔哉
「多分。先生が言ってた。」
蘭
「…で車椅子なの?」
朔哉
「先生が暫く足を動かすなって。」
新一
「ったく…ちょっと目を離したらこれだぜ…。」
園子
「朔哉って以外とドジなのね。」
朔哉
「ドジってひでぇな園っち…。」
新一
「事実だろ?」
朔哉
「新ちゃんまでひでぇ…。」
蘭
「ちょっとやめなさいよ2人共。」
朔哉
「味方してくれるのは蘭ちゃんだけだぜ。」
そんな話をしている間に学校に到着する。
ー下駄箱ー
新一
「階段は流石に車椅子じゃ無理だな。」
朔哉
「そうだな。蘭ちゃん車椅子に掛けてある松葉杖取ってくれるか?」
蘭
「うん。」
朔哉
「サンキュ!」
と受け取ろうとしたら
新一
「松葉杖はまだダメだ!」
朔哉
「何で?」
新一
「いいから。早く背中に乗れ。」
朔哉
「えっ?」
新一
「蘭は悪ぃけど朔哉の鞄と車椅子頼んでいいか?園子は松葉杖を頼む。」
園子
「うん。」
蘭
「分かった。」
朔哉
「新ちゃん…。」
新ちゃんに松葉杖を取られた。
てか、この新ちゃんにおぶられてる状況。
………………
恥ずい…。