第6章 小さくなった名探偵
ー工藤邸ー
新一
「ついたぞ。松葉杖使うか?」
朔哉
「いや、車椅子でいい。」
新一
「怖いか…?」
朔哉
「半分正解。それより早く着替えて学校行こうぜ!」
新一
「お、おう。」
ー朔哉部屋ー
朔哉
「えっと数学と英語と…」
ぶつぶつ言いながら教科書を鞄に入れていく。
もちろんあのノートも。
朔哉
「後は着替え…新ちゃんに手伝ってもらうか…。」
新一
「朔哉~!」
朔哉
「新ちゃん。」
新一
「やっぱ着替えは無理か。」
朔哉
「みたいだ。手伝ってくれるか?」
新一
「おう。」
新一に着替えを手伝ってもらいそのままおんぶされながら車椅子が置いてある玄関に向かう。
ー玄関ー
朔哉
「新ちゃん」
新一
「ん?」
朔哉
「俺重くね?」
新一
「いや?軽い。つうか気にすんな。」
朔哉
「でも…」
新一
「言いたい事は大体分かるけどまずは学校行くぞ!」
朔哉
「うん。」
車椅子に乗り膝の上に鞄を乗せ学校へ出発。