第4章 閉ざされた心
もそもそと腕の中で動く朔哉。
新一
「!もしかしてこいつボケてる?」
(それとも熱でおかしくなったか?つうか…可愛い!)
朔哉
「ひこーき…zzz」
新一
「………。」
(今飛行機っつたか…?)
朔哉
「!」
ガバッ
ゴツッ
朔哉
「ってぇ~!」
新一
「痛ぇのはこっちだ!」
新一に頭突きをかました朔哉と朔哉の頭突きをもろに食らった新一。
朔哉
「?あれ?何で新ちゃんいんの?つうか今何時?」
新一
「今は深夜の2時過ぎ。」
朔哉
「?朝の10時じゃねえの?」
新一
「外見てみろよ。」
頭に?を浮かべた朔哉が外を見ると…
朔哉
「ホントだ…。って事はここは?」
新一
「朔哉の部屋だろうが…。」
朔哉
「良かった…。」
安心したのか体の力が抜け倒れるのを支えてやる。
新一
「危ねぇ!お前熱あるんだから大人しくしとけ。」
朔哉
「そう…だっけ…?」
新一
「とりあえずあれから時間が経ってるし、計るぞ!」
朔哉
「う…うん。」
訳の分からぬまま熱を計らされる朔哉。
ー数分後ー
ピピピッ
『39度6分』
新一
「……………。」
何で熱が上がるんだよ…?
病院連れてった方がいいよな~…でも逃げるよな。
座薬…あったっけ?なけりゃ強制的に病院行きだな…。