• テキストサイズ

secret love★秘密の恋 ~長編~

第4章 閉ざされた心


ー数時間後ー

ー朔哉部屋ー

新一
「今何時だ…?」

あのままつられて眠ってしまったらしい新一は、朔哉を起こさないようにポケットから携帯を取り出した。

新一
「メール?」

----------------

名前:蘭
件名:
本文:

声かけて帰ろうとしたんだけど2人共寝てたから…。
もう遅いし今日は帰るね。
お粥作っておいたから朔哉の食欲がある時に食べさせてね?
明日は来れないだろうからまた学校で。
おやすみ。

----------------

新一
「やっべ~。蘭の事忘れてた。明日来れないだろうからって事はちゃんと看病しろって事か…。」

携帯の時計は深夜2時頃でメールの受信は23時頃だった。

新一
「氷溶けてやがる…。って熱あるんだから当たり前か。」

チラッと腕の中を見ればすやすやと眠っている朔哉。

新一
「とりあえず…計るか。」

朔哉の熱を計る為、体温計を取ろうと腕を伸ばした時だった。

新一
(ん?泪の跡…?って事はさっきのは…)

ふと思い出したあの言葉。

朔哉
『…俺やっぱ新ちゃんいないとダメみたいだ。』
『新ちゃん探偵なんだろ?』

新一
「……。」
(やっぱ向こうでなんかあったのか…?)

またいじめられたとか言わねぇよな…?

母さん達と何かあった訳でも無さそうだし…。

するとやっぱ考えられるのは…

時差ボケ?

いや、風邪か?

まさか知恵熱…なんてな。

なんて考えてた時だった。

♪~

新一
「アラーム?」

朔哉
「んぅ~…後5分…zzz」


/ 82ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp