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secret love★秘密の恋 ~長編~

第3章 ぬくもり



「…理由は分かったけど処置はしたの?」
新一
「あっ…いや、その…」

「はぁ…。やっぱり。とりあえずこれ。」

渡されたのは冷えピタとポカリと…その他諸々。

新一
「これ…わざわざ買って来てくれたのか?」

「気がついたらそうしてただけよ。兎に角早くそれを朔哉に。それくらい出来るでしょ?氷枕作ったら私も行くから。」
新一
「あ、あぁ。ありがとな。」

お礼を言い朔哉の待つ部屋へと急ぐ新一。


「全く…世話のやける兄弟なんだから…。」

そう呟いてキッチンに向かおうとして目に写った光景は


「!」

テーブルの上に用意された2人分の食事。

朔哉特製ふわとろオムライスとサラダと野菜スープ。

どれもほぼ手をつけてない状態だった。


「…朔哉…。」
(でもほぼ手をつけてないって事は2人共ご飯食べてないって事よね…?)

キッチンで氷枕を作りながらそんな事を考え、とりあえず氷枕と飲み物を朔哉の部屋へ持って行く事にした。


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