第3章 ぬくもり
ー朔哉部屋ー
あれから朔哉を抱えてとりあえず部屋に連れて来てベッドに寝かせてるんだけど…
ピピピッ
体温計の音が鳴り響く。
『39度4分』
新一
「!!コイツどんな体してやがるんだ!?」
朔哉
「新…ちゃ…」
新一
「!朔哉?」
朔哉
「ごめ…。」
新一
「…バーロ…。」
とりあえず…氷枕だな。
とキッチンに行こうとしたら…
新一
「ん?」
裾を掴まれていた。
恐らく無意識だろう。
新一
「…どこにも行かねぇよ。」
つうか、掴まれてたら動けねぇじゃねぇか…。
新一
「しゃーねぇな…。博士呼ぶか…。」