第2章 兄と弟
園子
「ホントいつ見てもあの2人は仲がいいわね。」
蘭
「うん。」
園子
「それにしてもあのおチビさんが朔哉だとは…。」
蘭
「確かに新一より背は低いけど…本当の兄弟みたい。」
園子
「あたしはてっきり本当の兄弟だと思ってたけど。まさか苗字が全く違うなんて思わなかったわ。」
蘭
「小学生の時に新一に似てないから兄弟じゃないっていじめられた事があったじゃない?」
園子
「あー!思い出した!確か新一君がマジ切れしたやつ!」
朔哉(小学生)
「僕と新一兄ちゃんは兄弟だもん!」
生徒A
「でもお前等全然似てねぇじゃねぇか。」
生徒B
「そうだそうだ!」
新一(小学生)
『似てないから兄弟じゃねぇだと!?ふざけんな!俺と朔哉は兄弟だ!!』
蘭
「そうそう。でね?その後新一のお母さんに自分の事聞いたんだって。
朔哉(小学生)
『新一と朔哉は本当の兄弟じゃないの?』
って。
そしたら、
有希子
『確かに他の人から見れば本当の兄弟じゃないけど…新一と朔哉は小さい頃からずーっと一緒に暮らして育ってきた兄弟よ!それに朔哉は朔哉でしょ?』
んで中学までは工藤 朔哉って名乗ってたんだけど卒業してから星咲って名乗るようになったって新一が言ってた。」
園子
「そんな事があったなんて全然知らなかった。」
蘭
「仕方ないよ。園子と朔哉ってあんまり話さないし、この話はあんまり言うなって新一から言われてたから。」