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ご主人様と猫。【東リベ/三途】
第2章 ご主人様と猫。ご主人様のお話。
「では、本日の目玉、最後の商品です」
言われても、然程の興味はなかった。
火を付けた煙草をふかしながら入り口近くの壁に背を預ける。
「こちらは珍しい日本人女性。__歳。
戸籍は削除済ですので、御安心してお求め下さい。では、一千万から始めます」
興味なさ気に司会の声を聞き流す。
「二千万!」
「三千万!」
順調に値が釣り上がっていく。
「五千万!!」
「七千万!」
「七千五百」
「八千!」
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