第4章 ◇怒れる窃盗犯◇
櫻「もしや…逃亡した?」
松「ついに!?」
相「やっちゃったか?我慢できずにっ」
二「いや、誰か別の心配してあげようよ」
あまりに切ないわ。
相「そうだよね。高熱で意識ないとか…えっ!大丈夫?俺も電話しよ」
櫻「基本的に遅刻しないしねぇ」
松「スケジュール勘違いしてる、とかじゃない?」
櫻「で、もしかしたら電波の届かない海の上とか…」
相「出ない。え、マジで出ないよ!?」
櫻「基本電話そんなしないから、わりと出るよね。『え、なに?どうしたっ?』って」
松「まあ…。でもフツーにマネージャーがかけてんのに出ないなら携帯壊れてるとかじゃないの?」
相「あ~…あるね。で、アラームも鳴んなくてフツーに寝てるっていうパターンね」
櫻「平和だ!」
二「確かに平和だ」
松「でも一番その線が濃厚だな」
櫻「お。出ました、名探偵!」
うん。さすがだよね。ダテに長年一緒にいないね、メンバーは。大体が想定内よ、もう。
松「…いつの話?(笑)」
相「金田一!」
櫻「あ、そっちか!俺はラッキーセブンの方想定だったわ」
二「そっちのがまだ…最近?(笑)」
松「てか、そっちじゃん、探偵」
相「ネメシスね」
櫻「う~ん…。しかし、わたくしはほぼほぼ推理しないので…」
松「あれ、執事モード(笑)」
二「相葉くんじゃない?推理しない探偵」
相「そうだ(笑)」
櫻「貴族様!」
と、与太話している間にも時間は順調に過ぎていく。