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異世界からこんにちは

第1章 異世界からこんにちは


いやいや、そんなはずはなくない? でも、実際に景色変わってるし……。
明らかにおかしい。

これ、所謂トリップってやつ? まさか現実に起こるとは……。
そういう作品を読んだ事があるからか、割とすんなり現在の状況は受け入れられた。

自分の服装を見てみると、高校の制服を着用していた。持ち物は通学カバン。ちなみに、この中には教科書やスマホが入っている。

暫しどうする事も出来ず、私は歩道のど真ん中だというのに突っ立っていた。
ううん、どうするべきか……。

そう考えていると、
「……君、今突然現れなかったか?」
後ろから声が聞こえてきた。
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