第12章 ※第三次試験 予選 part1
「ヨル」
「イビキ。どうした?」
「大丈夫なのか?」
「サスケなら大丈夫だろ。
何かあれば私とカカシで止めに入るし.....」
「そうじゃねぇよ」
「?」
「お前の事だよ。火影様から聞いた。
大蛇丸とやりあったてな。
それに、お前も大蛇丸に狙われてるってよ.....
.お前まさか呪印付けられたりしてないか?」
「大丈夫だ。ヘマはしない」
「じゃあ首筋の紅いのはなんだ?オレは付けてないな?カカシか?それとも...大蛇丸か?」
「あー。まぁ気をつける...」
「たく...」
イビキはカカシや他の忍びが、此方に背中を向けているのは確認する。
グイッ!
ヨルの腕を掴み引き寄せ、紅い痕が着く首筋へ
カブッ
噛みついた
「!!」
「オレも消毒したいんだ」
それだけ言い、イビキはヨルに背を向け歩き出す
「.....」
そんなイビキの後ろ姿をヨルは見送る
「ヨル姉ちゃん!ファイトだってばよ!」
「ヨルさん.....」
「.....」
「.....」
2階の観覧席から、第7班が心配そうに見下ろす。
そんな様子に口元が緩んだ
「大丈夫。私は最強だから」