第10章 第一次試験
301号室。
受験生は帰り、教室はも抜けの殻となった。
イビキは1人で答案用紙を回収していた。
「白紙で個々を通過する奴がいるとはな.....
うずまきナルトか.....本当に面白い奴だ」
イビキが笑みを浮かべた
301号室の扉が開く
イビキは誰が入ってきたのか分かった
「アンタの所の餓鬼.....中々面白いな。なぁヨル」
「私の秘密っ子は.....イビキのお気に召したか.....?」
そう言い、イビキの元へ歩く。
「フン.....試験中なのに真っ直ぐ自分の言葉は曲げないと豪語していた。オレが煽った空気をあっという間に蹴散らせやがった。」
「..........」
「受験生に色々話してたら、昔の事思出だしてな、この頭の傷みせたくなったな」
「じゃあその頭巾、取ったのか?」
そう言い、イビキの頭巾に手を伸ばした。
だがイビキは、その手を掴み身体を引き寄せた。
「嗚呼.....つい.....見せてしまった。この傷跡は昔
愛する人からの物だって」
そう言うと、イビキ自ら頭巾を取った。
そして、それを机の上に置き空いた手でヨルの腰に手を回す。
「ここの傷跡、私とイビキの秘密なのに.....」
「悪かった」
「嘘。全然」
「そうやって、他の男を誘惑するのか?」
イビキは、ヨルの首筋へ唇を寄せた。
「ん.....何でも間でもしない。私は、イビキの我慢強い性格、信頼してる」
一才抵抗せず、イビキにされるがまま。
「そこは、オレの事好きだからって言えばいい.....」
そう言い、試験で使ってた机にヨルを押し倒した。
「じゃあ好き?」
疑問系で、しかも言わされてる感のある、好きと言う言葉なのに、イビキは堪らなく嬉しくなる