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私が帰る理由

第10章 第一次試験


木の葉が舞う昼時
人生色々と掲げた看板と上忍待機所
カカシとヨルは訪れた


「おや、アスマに紅.....2人お揃いで」
「カカシとヨルじゃねえか。てっきり2人はどっかで、デートしてくるのかと思ったぜ」
「あの子たちが頑張ってるのに、そんな呑気な事しない。まぁ2人の邪魔して悪い。」
「バカヨル。私は偶々アスマと居るだけよ///」
そんな冗談を言い合い、向かい合わせに座る様に場所を取る

お茶、カカシの分も淹れよう.....
いつもカカシが率先してくれる為、ヨルが動こうとする。

「いーよ。ヨルは座ってて」
カカシはヨルの肩に手を置き座る様に促す。そして給湯室へ行った。
そんなカカシの背中を、ヨルは申し訳なさそうに眉間に皺を寄せ見送ってしまう。

「いいのよヨル。カカシはヨルの世話をするのが生き甲斐なの」
「そうそう。使ったらいいさ。ヨルに対して過保護だからなぁアイツは」
煙草を吹かすアスマ

「子どもじゃない.....」
少し眉毛が八の字になる。いつも冷静沈着なヨルが時折見せる、珍しい表情にアスマと紅はキュンとした.....


(こうゆう素直な所がヨルの可愛い所よね.....)
(カカシも色々と大変だな.....)
其々思う。


長椅子にヨルの右隣にカカシが座る
「家の給湯器じゃないから、あんまり温度分かりづらいね。もしかしたらいつもより熱いよ」
気をつけてねと言いミルクティーを差し出す。
カカシが淹れたミルクティーを熱そうにチビチビ飲む。そんなヨルの姿をカカシは愛おしく見つめた..... 
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