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私が帰る理由

第10章 第一次試験


アカデミー忍者学校
301号室前
カカシとヨルはドアの前で待ち構えた。

「そうか.....サクラも来たか」
カカシの発言に3人は驚く
「中忍試験、これで正式に申し込みができる」
「どう言う事?」

「実はこの試験3人1組、つまりスリーマンセルじゃないと受けられない事になってる。もしそれを知ったら、サスケやナルトが、無理にでもサクラを誘うだろ?」
「じゃあ先生達、嘘ついたの?」
「そうだ.....」

「中忍試験は時には命を落とす輩もいる。だからいい加減な気持ちで受験させたくなかった。カカシと私で一人一人の気持ちを尊重しようと結論づいたんだ。もし1人でも来なかったら、この向こうには、行かせないつもりだった。」
カカシとヨルの思いを伝えた。

「だが、お前らは自分の意思で此処にきた。

サクラ.....
ナルト.....
そして.....サスケ

よく来たな


お前達は俺たちの自慢のチームだ」


「「行ってこい」」

笑顔で、見送る。
この先困難なこともある.....
だがあの子たちなら.....
そしてドアの向こうへ消えていく

カカシとヨルは顔を見合わせる。



「とは言ってみたものの、怖いもの知らずのアイツらも今回ばかりは、びびってるかな」
カカシは不安な様子だった。

「どうだが.....何せウチの班には、意外性No. 1のドタバダ忍者がいるからな」
ヨルはカカシとは、違い口角が上がっていた

暫くすると.....


「オレの名はうずまきナルトだ!
てめーらには負けねぇぞ!分かったか!」
廊下まで聞こえるナルトらしい明るい声


「心配して損したな」
「ハハハ.....ま、これぐらいじゃなきゃね」
「待機所で待ってようか」
「そうだね。」

そして2人も待機所へ歩きだす。 
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