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私が帰る理由

第9章 ※中忍試験


ガシッ


「「!!」」

「..........」


「あ.....あの.....あれ?.....か、かしさん?」
「君たち....."オレのヨル"に何か御用かな?」
音もなく何処からかカカシが現れ、上忍の腕を掴む。突然現れたカカシの姿に上忍2人は驚き、額にビッショリと汗をかき、焦っていた
「いや.....ははは.....」
「ヨルさんの肩に虫が止まってたのでつい.....」
それでもヨルは、散らばった書類を片付けた。

「ふーん.....後さ君たち.....あんな誰がいるか分からない待機所で、変な話しない方がいい.....人によっては、君たちを殺しかねないよ.....例えば.....オレとか.....ね?」
殺意ダダ漏れの眼で、2人を睨みつける
「「し、失礼しました!!」」 
一目散に逃げる上忍2人。


「終わったか?」 
ヨルは片付け終わった書類を抱え、カカシに向き直る
「はぁ.....」
「手を煩わせたな.....ごめん。ほんとは気づいてたんだが、何かあの2人訳ありそうだったし」
てか、話?何だったんだ.....と2人は去った方へ目を向けた
「ヨルもう少し危機感持って頂戴」
「?」
カカシは首を傾げるヨルの姿があまりにも可愛らしく、文句を言うのをやめた。
「やっぱいいよ.....でも」
カカシは口布の下げヨルへキスをする。
初めは優しくキスだが、段々と激しさを増し舌が口腔内に入りヨルの口の中を犯す。
あまりの勢いに、ヨルは数歩後ろへ後退りし、壁に身体を預けた。
「ん!.....くっ.....はぁ、ちゅ.....」
「.....ヨル」
熱を帯びた切ない表情でヨルを見続けるカカシ

ここ.....廊下
誰が来るか分からない場所で、場違いな事をしている。
その状況だけで身体が熱くなる
背後は壁。両手には書類を抱えている。ヨルは辞めさせようと、顔を横に向けるが、カカシが左腕をヨルの顔の横に置き、右手で顎を掴み再度ヨルの口の中に舌を入れる。
逃げられない.....
くちゅ.....と卑猥なリップ音が廊下に響き、誰かが聞いたらと思わずにはいられない。

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