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私が帰る理由

第9章 ※中忍試験



「中忍試験だろう?」

「「「「「「「「!!!」」」」」」」」

「違うのか?」
気配もなく、音もなく現れたヨルに皆が驚いた。

「そ、そうだが」
なんだこ、こいつ.....
バキ先生よりもヤバそうじゃん.....
テマリとカンクロウが、ヨルの一瞬で見せる強さに慄いた。


「..........」
ヨルは我愛羅を見つめる。
我愛羅もヨルを見るが、その目は殺人的な目で見ている

「砂の君たち.....中忍試験前に失格になりたくなかったら、弱い物虐めをしない事だ」
それだけ強く言うと、ヨルは会議室へ歩き出す。

「待て。」
その声は我愛羅。
ヨルは足を止める
「オレは砂漠の我愛羅。あんたと殺り合うにはどうしたらいい?」

「お、おい我愛羅!」
「落ち着けよ!」

「君と殺り合うことは出来ないが、上忍の誰かが志願したら、私の力見れるかもな」

「志願?」

「なんてな」

「?」

「じゃあね」
そう言い、会議室へ飛びだった。
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