第9章 ※中忍試験
火影室
「ヨルか.....待ってたぞ」
「なんだヒルゼン」
現れるヨル。
「まずは、今日から副担当上忍おめでとう.....じゃか、どうした?顔が赤いぞ」
「煩い。ほっとけ」
そうヨルは呟いた。
「きっと良いことがあったんじゃな」
火影の言葉にそっぽ向いた。
「で、なんだ話って?」
先程と打って変わって少し張り付いた雰囲気となる
「中忍試験が始まる」
「あれか.....」
「今日から他国の人間が、木の葉に入る。そこでだ、怪しい輩がいないか偵察に行って欲しい」
「分かった」
「偵察が終わり次第、会議室に来るのじゃ。他の忍にも中忍試験の事を伝える」
「そう言えば、今回新米の下忍たちも受験するのか?」
「それは一度、担当上忍に確認じゃな」
荒れそうな気がするな.....とヒルゼンは煙管を吹かせながら言う。
「了解.....偵察行ってくる」
そう言い、シュッと瞬身にて姿を消した。