第7章 ※ダンゾウ
「知らなくていい事実。私が勝手にやってる事だ」
「..........」
「はっきり言おう.....
お前がその気(殺す)になればイタチもカカシも死ぬ」
「木の葉の為なら手段を選ばない貴方の性格
だから私も護るべき者の為ならば
手段を選ばない。」
そう言い、ゆっくり立ちダンゾウへ背を向け出口へ歩き出す
「夜瑠に申し訳ない.....そう言う感情はないのか?」
その名にピタリ足を止めた。
「その名を.....夜瑠を.....
貴方が口に出すな」
"邪眼" 空色の眼がダンゾウを貫く
「久しぶりに見るな.....邪眼。本当に酷く美しい」
ダンゾウはその一言に、瞬身にて私の前にくる。
勿論邪眼で動きは見切っていたが、抵抗する気などない。
ダンゾウは私の顎を掴み、引き寄せ至近距離で見つめた
「で?.....私に用事はないんだろ?無いなら帰らせろ」
出来るだめ睨みつけ言い放つ
「なんだ?用事が無ければ呼んではいけないのか?」
「どう言う事だ?」
「確かにワシは手段を選ばない性格だ。お前を手に入れる為ならば」
「?」
「まぁいい.....来い、久しぶりに可愛がってやる」
そう言うと、私の腕を掴み歩くペースなんて考えずズカズカと奥の部屋へ行く