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私が帰る理由

第19章 うちはイタチ part2




「これは...」

「大分無茶をした様だな...」

「致命傷は、外しています...」

暗部の胸には千本が刺さっており、少し呼吸が荒い。千本には毒染み込まれておりその毒が暗部の身体を犯している様子...暗部は背を巨大な岩に預け、身体を横にしていた

「治療をする。解毒剤だゆっくり飲みな」
ヨルさんはそう言い、千本を抜いては医療忍術で傷口を癒す。
暗部も渡された解毒剤をゆっくりと飲み干す


「ヨルさん。この者は今夜の事を無かった事にしたいそうです」

「!、命まで狙われたのに何故!?」

「事件が明るみに出れば、また新たな火種が生まれる...それは火影様...そしてヨル様の意向では無い...本当はヨル様にも隠すつもりでしたが...私の力不足です...」

「......」

「陰から平和を支える名も無きものか...」



「治療は終わった。
解毒剤の効果で暫く身体は動けないだろう。落ち着き次第、お前は帰還すると良い...」
ヨルさんは優しく諭す

「しかしッヨル様ッ」

「大丈夫だ。悪いようにはしない...

その巻物は私が処分する...」

「.........分かりました...」
そう言うと、暗部は巻物をヨルさんに渡した

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