第19章 うちはイタチ part2
「最近ヨルさんに会ってない。
ヨルさんなら、この忍びの世界や仲間の死ををどう向き合うんだろうなって...」
「そうか......お前にとっては、ヨルさんがイタチの不安の捌け口だったんだな。人それぞれ考え方は違うから正解は分からないさ。
勿論オレも...」
カキンッ!
「「!」」
遠くの方でクナイ同士が奏で合う。
戦闘中のようだ
「行くぞ!」
「嗚呼!」
負傷した木ノ葉の暗部が、敵の攻撃により腕と足から血を流し地に這ずく。
「及ばずながら加勢する!」
シスイとオレは、負傷した暗部を守るように前に出て、構えた
すると暗闇から
追手であろう
木ノ葉の暗部3名が姿を現した
「!追手も暗部?」
オレとシスイ...そして暗部
互いに睨み合う...
「なぜ同じ木ノ葉同士争う?」
「何を見なかった事にして、立ち去ってくれるか?」
「仲間を討つと言うのなら、理由も聞かず見過ごしわけには行かない!」
「我らは里の裏切り者を追っている」
「この者が裏切り者だと言う証拠は?」
「面倒だ......纏めてやっちゃおう」
「まぁ待て」