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私が帰る理由

第19章 うちはイタチ part2



「......」
分かっていた。
オレがそう言う対象として見られていないのは...
だだ、いざ正面から言われると流石に傷つく
オレは静かに拳を握りしめる

「でも、嬉しかったよ。

大切な思いを伝えてくれたイタチは、純粋に凄いと思った。



だから

私も君に"私達"を知って欲しくて、こうして話をしたんだ」
後は負傷した腕も見られたしと...優しい目線で俺を見つめた...


「!」
嗚呼...この人は...
オレに向かう視線がが余りにも優しくて、美しくて涙が出そうになる。

、オレは...やっぱり...




「オレは......



貴女が好きです」




「.........イタチ、でも、



......私は誰も好きにはならない



私は人間じゃないから...」

「、...」

「......

人間じゃない私...

私は密かに負い目を感じている...」

「ッ?」

「人間は3日水分摂らないと死ぬと言われる程脆い。
一度私は、この身体は何処まで人離れしているのか、試した事あるんだ...
飲み食いせずに、一ヶ月以上生活をする、途中で死んだらその運命に従おう。

そして試した結果

死ぬこと無く生き続けた」
勿論、不眠不休を送りながらね

「......」

「本当はもう少し出来たんだけど、すればする程...

本当に自分は

"人造人間"と認めてしまう。


嗚呼...私は唯の"化け物"だと


そんな化け物に...





イタチ

君は好きにならないで欲しい...」
本当に悲しい表情で此方を見るヨルさん...




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