第19章 うちはイタチ part2
ヨルさんの気持ち...
自分が人間じゃない負い目...
だが、オレは......
「嫌です。」
「!」
キッパリと告げる
「オレは見た目や能力で貴女を好きになった訳じゃない。
心が誰よりも優しくて、美しいから
貴女を好きになりました」
「イタチ......」
そうだ...
オレはヨルさんの心の優しさに惹かれた
人造人間なんて関係ない
貴女に...ヨルさんに惹かれたんだ
「ありがとう。でも私の気持ちも変わらないよ」
「分かってます...」
「そうか......」
それでも良いです。
思いを抱くのは自由だから
それに誰も好きにならないなら
一層の事...
誰の者にも成らないでくれ...
オレとヨルさんは話は終わり、ゆっくりと歩き出す。