第19章 うちはイタチ part2
「夜瑠も心が壊れ始め、この世界について生きる意味を成さなくなった
毎日が虚の表情...
私は、夜瑠をこれ以上苦しませる事は出来ないと悟った。
夜瑠をどうにかして救わなくては...
そう思い日々奮闘するも思う通り事は運ばない。
精神の均等も保てなくなっているのは目に見えて分かる.....
ならどうするか...?
夜瑠をこの"日常"と言う地獄から解放をするには......
私達に
残された選択は...
このまま2人で死ぬか......
ヨルに"身体を渡す"と言う選択だ...」
「ッ」
俺は小さく息を呑んだ
「先程も言った通り
身体を奪う...それは精神、肉体...そして魂を奪うと言うもの
即ち
夜瑠の死を意味する。
2人の死か...
ヨルだけが生き残るか...
もちろん最終は夜瑠の意思を優先だけどね」