第18章 うちはイタチ part1
「私に触るな。反吐が出る」
ヨルさんはキツく睨む
「そんなに睨むなよ?可愛い顔が台無しだぜ。今晩も俺の相手しろよ。いや、複数人とやるか?」
「やめろ。これ以上私に近づくな。私は任務中なら仲間を守ると決めている。だがあんな、仮眠中...寄ってたかってあんな...」
ヨルさんの少し震える声。
「まぁそう言うなよ。お前も気持ちよかっただろ?。お互いいい事づくしだ」
話の内容から、ヨルさんが任務中、性的な対象として見られたのだと悟った。
だめだ!ヨルさんが!
オレは居ても立っても居られず、飛び出した
「ヨルさん!」
「あぁん?なんだお前?」
「確かうちはの餓鬼か?」
いきなり声が掛かった男達は不機嫌そうにオレを見る。
そんな事はどうでもいい。
ヨルさんに触れるな...
その手を離せ...
オレはヨルさんに近づき、腕を掴んだ
「...火影様が探していました。行きましょう」
咄嗟に出た嘘。
"火影"と言う言葉に流石に、暗部はヨルさんから離れ、オレも腕を掴んだままその場を後にした