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私が帰る理由

第18章 うちはイタチ part1










「イタチ...あの......」

「嘘です。すいません。ヨルさんが困ってそうだったので...」

「......すまない。」



「ヨルさん」

「何?」

オレは歩みを止め、ヨルさんに向き直る。

「さっきの話本当ですか?」
さっきのとは、任務中、性的な対象と見られたと言うもの


「.........」

「...沈黙は肯定の意味です。」

「色々ある」

「そうですか...」

「ごめん。幻滅させたね」

「違います」

「え?」







違う。ヨルさんに幻滅した訳じゃない。

オレは貴女が好きだ

慕う意味じゃない

1人の女性として

貴女が好きだ。


だからこそ

自分の不出来さが憎い

あの時、男達に"ヨルさんに触れるな!"と一言言えば良かった。

だがオレはそんな言える資格はない

唯のオレ(部下)には...





































「......好きです」

「え?」

「オレはヨルさんが好きです」




せめて自分の気持ちは伝えよう

後悔が無いように...




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