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私が帰る理由

第18章 うちはイタチ part1


「イタチ準備は良いか?」
オレとヨルさんは物影から気配を消し、敵を見定める。報告通り敵は強者8人から成る小隊。
対してこちらは成り立ての中忍と最強1人のツーマンセル。

だがオレは負ける気がしない...

「はい!いつでも!」
オレはさっき渡された少し歪なクナイを持ち構えグッと握る。

そして...

写輪眼!

うちは一族のみ受け継がれし眼を宿し。




ダンッ!


「「「「「「「!!」」」」」」」」

シュッ!



オレは逆さかまに宙を舞い


ダンッ!ダンッ!ダンッ!

歪なクナイを8人の敵へ向かって投げた
敵を殺傷するのが目的ではない。8人の敵の側にクナイを刺すのが目的

「...よくやったイタチ...」
(後は...)


死修羅斬!

「グァぁぁぁあっ!!」
敵の悲痛な叫び声と共に雷鳴が舞い出す。
ヨルさんは一瞬にしてクナイに施していたマーキングへ跳び8人を抹消した。いや...正確には7人か...


「残るのはお前だ......巻物を寄越せ」
ヨルさんは恐ろしく低い声で、最後の敵の男の首を右手で掴み睨む

「わ、わわわ分かったぁ!渡す!渡すから命だけはぁ!」
敵の男は震える手で、隠し持っていた巻物を取り出しヨルさんへ渡す。ヨルさんは左手で器用に巻物の帯を紐解、空中で巻物を広げる

(確かに......本物だ...)

ヨルさんは本物か確認し、またもや左手で巻物をしまい自身の腰のポーチへ仕舞う

「私に追われたのが運の尽きだ。お前もあの世へ...」

「ちょ、ちょっと待ってくれ!巻物を渡したんだ!命だけは!」

「里の命に関わる情報を盗んだのはお前達だ。
それなら...

お前も命を奪われる覚悟を持て。」

「そ、そんな...グハァ!」
ヨルさんは首から手を離し、右手にチャクラを溜め、敵の腹部へ突き刺す。
それにより刺し傷から血が流れ出す。
だがオレは思った...あの刺した場所は急所を外してる。
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