第18章 うちはイタチ part1
「イタチ。早速で悪いがこれから私とツーマンセルで任務へ出て貰う」
「...分かりました」
「内容は木ノ葉の最重要情報が記載されている巻物が、小隊の雲隠れの忍びに奪われた。その巻物の奪還と小隊の全滅だ。奴らが里に持ち帰るまでに全滅しなければならない」
「!そんな重要な任務!中忍のオレとッ」
中忍のオレとまだ会ったばかりの貴女と2人で!
「そうだ。小隊は上忍以上で8人と確認が取れている。しかも大切な情報が記された巻物だ。その巻物の奪還と小隊の全滅となるとこっちもそれなりの人数が欲しいと考えられるが...まぁ大丈夫だ」
なんせ今は忍び不足だし、この人数が妥当かな...
ヨルさんは呑気に言いながら話を進める
「でも、オレ!」
忍びならどんな任務にも応じるのが当然だ。しかし任務は常に死と隣合わせ。しかしも大切な巻物の奪還と小隊の全滅...不安だけがオレを襲う
「心配ない」
「!」
ヨルさんはキッパリとオレの眼をみて答えた
真っ直ぐに...
その眼がオレの迷いを払拭する様な...
「私が居る限りイタチは死なない。」
では、30分後再度正門で待ち合わせ。それまで任務の準備だ。
それだけ言うとヨルさんは姿を消した
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「敵の距離までおよそ1キロだな...イタチ大丈夫か?」
「だ、大丈夫です」
この人...
凄い...
ここまで来るのに3時間掛かると予想はしていた。
しかしヨルさんは...
『イタチ...悪いがチンタラ走るのは得策じゃない。私とお前だけだからね。......跳ぶよ』
そう言うとヨルさんはオレの肩を抱き
飛雷神の術
時空間忍術で現時点まで跳んだ