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私が帰る理由

第18章 うちはイタチ part1


カカシside






ヨル



危ない所だった...


ヨルの名前を聞いてなかったら

今頃精神崩壊してたね...





ヨル...オレの大切な......

大切な...守りたい存在......


ゆっくりと眼を閉じる

目に浮かぶのは



いつもの様に
「じゃあね」と言いながら
背を向けるヨルの後ろ姿



.........ヨル......



じゃあね......か...






お前はいつも

オレの目には届かない...



ヨル...
ヨル!

こんな所で、負けられないでしょ!
お前を守るって決めたんだ!
あの時から、餓鬼の時から、お前を!



「イタチィ...悪いね.......」

「......」
腹部を刺していた複数のイタチは動きが止まる。

「ヨルは...はぁ、はぁ...お前に...渡さないッ!」

「.........だそうですよ。













ヨルさん」














「カカシ」









え?ヨル?






「!ヨル!」










愛しい声と共に其処には居るはずの無いヨルの姿が目の前に現れる


クッ!惑わされるな!こ、これは幻術だ!
しっかりしろよ!オレ!
幻術の世界に居るなずのないヨルの姿を否定する様に眼を瞑り、頭を横に振り必死に抵抗した
拘束されたオレに出来た勇逸の手段
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